4月14日に受賞者、入選者の表状授与式がありました、あいにくの雨もよう地下鉄日比谷線の神谷町から徒歩6分の菊池寛実智美術館までのあいだ、強いビル風と雨で暴風雨のなかの6分でした。日頃房州人である私は車の移動が主で雨の日はなるべく出かけないようにしていますので、都会の人たちの長靴も履かず小さな傘で歩いてる姿はすごい!

菊池寛実智美術館は虎ノ門ホテルオオクラのよこ西久保ビル地下の美術館であります。大正時代に建てられた築100年の歴史を持つ西洋館、寛実の持仏堂と日本庭園を敷地内に有し雨に濡れた石畳も美しかった。螺旋階段を降りてゆき静かな空間に作品が一つ一つ浮かび上がり、その中に自作品を見つけたとき、やはりこの仕事を続けてきて良かった、と思いました。
表彰式が終わり友人の鈴木氏に会うために渋谷へ向う。
待ち合わせ場所はハチ公前、雨で傘で人でハチ公が見えません、もちろん東京育ちの私はかつてなんども見たことがあるはずなのに、見つかりません!
鈴木氏と会うのは十年ぶり、書家で篆刻家の彼に破風印を作ってもらった、今も箱書きに印を押すと下手な字でも形になるのが嬉しい。
ハチ公がいないので緑の電車の前で待つことを連絡した。やっとのことで再会し三軒を飲み歩き彼の家にたどり着いたのは午前零時をだいぶ過ぎていた。

鈴木氏の仕事場兼住居は狛江市の氷川神社の近くで畑もある静かなところで、
部屋には印材(石、木材、竹、写真右)印刃(写真左)などが溢れており、なぜかパイプの材料も置いてある。
彼のユニークな面は後日披露したいと思っております。
近く、彼の個展があります。(小さな竹額をこのためにつくりました。)
場所 中央区銀座8-5-5 銀座コラムビル1階 ”金 座 ”
会期 5月14日(月)~5月26日(土) 11:00~18:30 日曜*祝日定休
電話 03-3573-1001
鈴木五嶽(すずきごがく) 書・刻 小品展